奈川渡ダム


 松本から上高地方面へと行く途中に稲核ダム水殿ダムとこの奈川渡ダムの梓川3ダムの最上流部に位置しています。3ダム共にアーチ式ダムで、また東京電力さんの発電用ダムです。
 堤体直下に安曇発電所があり、1・2号機は発電専用ですが、3〜6号機は下部池を水殿ダムの貯水池を下部池として揚水式発電を行っています。更には水殿ダムの堤体直下には水殿発電所が設けられており、稲核ダムの貯水池を下部貯水池として2段式の揚水式発電を行っています。
 この奈川渡ダムは3ダムの中でも最大であり、堤高も155mと全国でもトップレベルの高さとなっています。右岸にはTEPCO館が供えられており梓川の発電所の紹介等をしています。また、安曇発電所の見学も可能で、予約も不要ですので是非受付で申し込んで見学してください。1人でもOKです。堤体直下から見上げる姿は最高です!!。

奈川渡ダム 左岸からの眺めです。何とか堤体全体を撮影しようとしてみました。
TEPCO館の展望スペースで窓越しに撮影。良い感じに撮影できています。 奈川渡ダム
奈川渡ダム 発電所見学を申し込んで、堤体の直下から撮影しました。迫力満点です。
安曇発電所1・2号機の放流口です。 奈川渡ダム
奈川渡ダム 3〜6号機の建屋先端から撮影です。
揚水式発電所の中です。この日は1台のみ発電を行っていました。水車軸の見学を行って、発電機から出た直後、正午となったため轟音と共に発電機が停止されました。午後はどこの企業も昼休みに入るため電気量の消費量が減少するため停止するとのことでした。 奈川渡ダム
奈川渡ダム 堤体裏側からの様子です。非常用洪水吐きがあります。2門のローラーゲートから、
このトンネル内へと導水され、 奈川渡ダム
奈川渡ダム 発電所の先に放水口があります。
ダム湖の様子。11月下旬ともなれば、山々の頂上には雪が積もっております。はっきりいって非常に寒いです。国道の交通量は多いのですが、季節的に静かで重い雰囲気が漂っています。 奈川渡ダム

dam data

所在地 長野県松本市奈川 【地図】
河川名 信濃川水系梓川
ダム湖名称 梓湖(あずさ湖)
ダム形式 アーチ
放流設備 非常用:ローラーゲート×2門
用途 発電用
送水先発電所名 安曇発電所
 1、2号機 ダム式
 3〜6号機 混合揚水式(ダム水路式)
管理者 東京電力
着手年/竣工年 1961/1969
堤高/堤頂長/堤体積 155m/355.5m/660,000m3
総貯水容量/有効貯水容量 123,000,000m3/94,000,000m3

[Top Page] [戻る]

copyright(c) tako all rights reserved.