笠置ダム


 大井ダムの1つ下流側に位置する、大井ダムと同じく関西電力さんんの発電専用ダムです。漆黒のラジアルゲートを備えた堤体は木曽川を堰きとめています。このダムも「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選 」に選定されています。
 このダムは、酷道マニアには知るひとぞ知る国道418号線沿いにあり、このダムから、八百津町までは分断されております。(無理をすれば進入できますが、険しい道のりだそうです。)そもそも、笠置ダムへ入る際にも、集落付近では広かった道が突如木々に囲まれた狭い道路になるので、躊躇してしまいます。(初めて訪問した際にはそんなこと考えもしませんでしたが・・・。)そんな路地を越えた先に存在してます。ダムって普通にかつ簡単に行けるところもあるけど、何でこんなところに、どうやってこんなところにダムができるのだろうっていうのが殆どです。大自然の中に突如現れる「巨大人工物」それが、余計に魅せられる理由であると共に、人間の英知に感動します。

笠置ダム 右岸側から堤体正面です。ここから、八百津町まで酷道418号線は分断されています。
手前に笠置発電所があります。
裏側から。漆黒のラジアルゲートが並んでます。雨が降りそうなのか、辺りは静かです。 笠置ダム
笠置ダム ダム湖の様子。周囲には雑草刈をしている人たちがいるので大丈夫ですが、これが一人だったらちょっと怖いかも。
少し違った角度で、堤体裏側を。管理の人が傘をさしながら、作業をしていました。 笠置ダム

dam data

所在地 岐阜県瑞浪市大湫町字深山 【地図】
河川名 木曽川水系木曽川
ダム湖名称  
ダム形式 重力式コンクリート
放流設備 非常用:ラジアルゲート×14門
用途 発電用
管理者 関西電力
送水先発電所名 関西電力梶@笠置発電所(ダム式)
着手年/竣工年 1934/1936
堤高/堤頂長/堤体積 40.8m/154.9m/117,000m3
総貯水容量/有効貯水容量 14,121,000m3/6,475,000m3

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