大井置ダム


 大正23年に完成した日本で最初の発電用ダムです。また、福沢諭吉の養子である、福沢桃介氏が大同電力社長として陣頭指揮をして建設されました。更に昭和60年のNHK大河ドラマ「春の波涛」でも紹介されました。更に日本最初の女優貞奴がこの地 で桃介氏に協力したということです。(大井ダムの概要より抜粋)由緒あるダムで、日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選 」にも選定されています。
 堤体は21門の漆黒のラジアルゲートを備え、木曽川を堰きとめています。古いダムではありますが、その姿は美しく年代を感じさせません。また、木曽川が堰きとめられることによって上流に恵那峡を形成しました。その恵那峡には遊園地「恵那峡ワンダーランド」があります。

大井ダム 右岸からの撮影。ゲートが並ぶ姿は圧巻です。
手前に見える建物は新大井発電所です。
ダム湖の様子です。網場にたくさんの流木がありました。 大井ダム
大井ダム 堤体裏側。ゲートが並んでいます。
2つの発電所と共に正面にある橋から堤体を撮影。画像が暗いですが、絵になります。 大井ダム
大井ダム 別の位置から堤体を撮影。美しい堤体です。
堤体をメインに撮影しました。手前の放流口は中部電力さんの奥戸発電所(阿木川より取水)のものです。 大井ダム

dam data

所在地 岐阜県恵那市大井町字奥戸 【地図】
河川名 木曽川水系木曽川
ダム湖名称  
ダム形式 重力式コンクリート
放流設備 非常用:ラジアルゲート×12門
用途 発電用
管理者 関西電力
送水先発電所名 関西電力梶@大井発電所(ダム水路式)
関西電力梶@新大井発電所(ダム式)
着手年/竣工年 1922/1924
堤高/堤頂長/堤体積 53.4m/275.8m/153,000m3
総貯水容量/有効貯水容量 29,400,000m3/9,250,000m3

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