九頭竜ダム


 とうとう福井県に突入です。手始めに九頭竜ダムです。大きなダム湖をもつこのダムは、ロックフィルダムの中での総貯水容量としては現在2位(徳山ダムが完成すると3位)を誇っています。訪問時期が3月初旬でしたので雪が心配でしたが、降雪量が少なかった為に道路の積雪や凍結に悩まされることなく訪問できました。しかし未だ時期が時期であり、時間も朝8時ということもあって周辺は非常に静かであったし、寒かった。(当たり前だけど・・・。)
 堤高128mの堤体には黒色の岩で敷き詰められており、風貌が黒々しており物珍しいであろう。ただその黒々しい堤体に雪が少々積もっているので”ガトーショコラ”を思い浮かべてしまった。
 このダムの管理主体は国交省と電源開発さんによって管理されており、洪水調節だけでなく、堤体下部にある長野発電所で揚水式発電を行っています。この九頭竜ダムの九頭竜湖を上池とし、鷲ダムの貯水池を下池としています。この鷲ダムは重力式アーチという比較的珍しいダムですので一緒に訪問されると良いでしょう。  

九頭竜ダム 右岸から堤体裏側を撮影。右からラジアルゲート、管理所、堤体本体、長野発電所の取水口です。
堤体下部にある、電源開発さんの長野発電所への取水口です。 九頭竜ダム
九頭竜ダム 堤体正面を右岸から撮影。
九頭竜湖の様子です。雪が少ないといっても周辺の山々は雪が降っています。 九頭竜ダム
九頭竜ダム 天端は、未舗装です。徒歩でのみ進入可能です。
堤体の下には、長野発電所があり、鷲ダムの貯水池と揚水発電を行っています。 九頭竜ダム
九頭竜ダム 左岸からの様子。
堤体正面です。黒々とした岩で固められた堤体に白い雪が積もっていて”ガトーショコラ”のように見えます。(食べられないので注意) 九頭竜ダム

dam data

所在地 福井県大野市長野 【地図】
河川名 九頭竜川水系九頭竜川
ダム湖名称 九頭竜湖(くずりゅう湖)
ダム形式 ロックフィル
放流設備 非常用 :ラジアルゲート×3門
用途 洪水調節/農地防災、発電用
管理者 近畿地方建設局/電源開発
送水先発電所名 長野発電所(混合揚水式−上池)
着手年/竣工年 1962/1968
堤高/堤頂長/堤体積 128m/355m/6,300,000m3
総貯水容量/有効貯水容量 353,000,000m3/223,000,000m3

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