黒田ダム


 中部電力さんの2段式揚水発電(奥矢作第1・第2発電所)の最上池のダムです。ここから取水された水は、先ず奥矢作第1発電所を通って中池の富永ダムの富永貯水池へ放流され、更にそこから奥矢作第2発電所を通って、最下池に当たる矢作ダムの奥矢作湖へと続きます。また、このダムは昭和9年に作られたダムに揚水発電用としてコンクリートを打ち足して貯水容量を2倍にしたそうです。
 このダムは国道153号線の奥矢作第1発電所の交差点を発電所側の山を上ることで行くことができますが、逆方面の山を上れば富永ダムへと行くことができます。また矢作ダムも遠くありませんので是非一緒に訪問することをお勧めします。今は閉館となりましたが、近年まで奥矢作第1発電所には電力館があって、PRをしていました。発電所付近からは、大きなサージタンクを眺めることができます。

黒田ダム  堤体正面です。
 更に堤体に近づいて撮影することができました。 黒田ダム
黒田ダム  正面からはわかりませんでしたが、堤体が”く”の字に曲がっているのがわかります。
 ダム湖の様子です。右側にある施設は、奥矢作第1発電所への取水口です。 黒田ダム

Dam Data

所在地 愛知県豊田市黒田町 【地図】
河川名 矢作川水系黒田川
ダム湖名称 黒田貯水池(くろだちょすいち)
ダム形式 重力式コンクリート
放流設備 常用 :利水放流管×1門
非常用:ラジアルゲート×2門
用途 発電用
送水先発電所名 中部電力梶@奥矢作第1発電所(純揚水式−上池)
管理者 中部電力
着手年/竣工年 1973/1980
堤高/堤頂長/堤体積 45.2m/332m/145,000m3
総貯水容量/有効貯水容量 11,050,000m3/10,100,000m3

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