大井川を登っていき、千頭駅付近で大井川本流と寸又川とにわかれます。その寸又川にある3つのダムの真中に位置する大間ダムです。
付近は、寸又峡があり、また美人の湯としても有名な寸又峡温泉があります。また、このダム湖にかかる吊橋は夢の吊橋と言われ、春から秋にかけて通して多くの人が訪れます。特に紅葉のシーズンはダム湖のエメラルドグリーンと紅葉の最高潮を迎えます。
普通にダムを見るのであれば、夢の吊橋へ行くルートで堤体を上と裏を見ることができますが、正面からというのはなかなか見ることができません。途中にこのダムより更に奥にある、千頭ダムと共に正面から見た空中写真が貼られています。
このダムを何とか正面から自分の目で見ることができないかと思い、幾度となく足を運んでルートの調査をし、更に中部電力 大井川電力所の方に正面へ行く方法を教えて頂きました。正面へ行くには、寸又峡温泉から夢の吊橋方面へ行くルートの最初のゲートがありますが、ゲートを通ってはいけません。右の遊歩道を通って寸又川に向かって降りていく方向へ行きます。暫くすると、遊歩道と登山道へ向かうと分かれますので登山道方面へ降りていきます。すると、寸又川にかかる吊橋(夢の吊橋へ行く途中から見ることができますが、ダムの下流にもう1つ吊橋があります)があるので迷わず渡ります。左岸に渡って直ぐに川へ降りることのできる場所がありますので、そこから降りて川を500m程度上っていけば、堤体正面へ行くことができます。
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夢の吊橋から堤体の裏側を撮影。エメラルドグリーンのダム湖が綺麗です。 |
もう1枚夢の吊橋から。上の写真とは時期が異なります。この為、ダム湖の色も異なっています。 |
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管理所の上から、堤体上部を撮影。 |
河原を上って堤体を正面から見ることができました。 |
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dam data
所在地 |
静岡県榛原郡川根本町千頭
【地図】 |
河川名 |
大井川水系寸又川・大間川 |
ダム湖名称 |
− |
ダム形式 |
重力式コンクリート |
放流設備 |
非常用:ラジアルゲート×4門 |
用途 |
発電用 |
送水先発電所名 |
大間発電所(ダム水路式) |
管理者 |
中部電力 |
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着手年/竣工年 |
1936/1938 |
堤高/堤頂長/堤体積 |
46.1m/107m/44,000m3 |
総貯水容量/有効貯水容量 |
1,519,000m3/741,000m3 |
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