天竜川の最下流に位置する電源開発さんの発電用ダムです。このダムの特徴として世界最大級のローラーゲートが目を引きます。堤体の上は道路が走っており、自動車での往来が可能です。このダムは当初は発電用として作られましたが、現在は水資源の有効利用の為に各用水への多目的利用を行っています。また、ダム湖はボート競技のメッカとして、かなり有名であり、年に数回は大きな大会が行われています。
このダムは私の職場から非常に近く、かなり等頻繁に出向いています。特に大きな放流時には必ず行きます。最近では、通勤途中に橋から川の様子を見るだけで放流量の推測ができるようになってしまいました・・・。また、私が小学生の頃に遠足で見学に行ったことのあるダムでもあります。そのときは発電所の中も見学させてもらいました。流石に写真は残っておりませんが。でも覚えているのが河川環境保全の為に発電用の水路とは別に魚道を設けて魚の往来ができるようにしたということで、当時は珍しかったのではなかったのでしょうか。
堤体です。大きなローラーゲートが特徴的です。 |
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ダム湖の様子。左側に発電所への取水口があります。 |
船明発電所です。発電所を通った水は分流され天竜川本流へと流されるものと、浜名用水・磐田用水として各市への水資源として導水されています。 |
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右岸から撮影。 |
ダム湖側から堤体裏側を撮影。奥の建物は管理所です。 |
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全てのゲートが開いた状態で、更に夜の撮影です。 |
真ん中の3門のゲートが大きく開いていました。 |
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全てのゲートを開くと下流はこんな状態です。非常に激しく恐ろしいです。 |
dam data
所在地 |
静岡県浜松市天竜区船明
【地図】 |
河川名 |
天竜川水系天竜川 |
ダム湖名称 |
船明ダム湖(ふなぎらだむ湖) |
ダム形式 |
重力式コンクリート |
放流設備 |
非常用:ローラーゲート×9門 |
用途 |
灌漑用水、工業用水、上水道用水、発電用 |
送水先発電所名 |
船明発電所(ダム式) |
管理者 |
電源開発 |
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着手年/竣工年 |
1972/1976 |
堤高/堤頂長/堤体積 |
24.5m/220m/54,000m3 |
総貯水容量/有効貯水容量 |
10,900,000m3/10,900,000m3 |
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