牧尾ダム


 御嶽山の麓にあるロックフィルダムです。洪水吐が一山挟んだところにあり、一風変わった風貌です。ダムで貯水した水は愛知用水の水源として愛知県知多半島方面への水がめとして成り立っております。しかし、近年の降雨量低下の為、貯水率の低下、渇水が頻発しているダムで、愛知用水に頼っている地域は節水を余儀なくされております。(夏場・冬場問わず)、発電用の利水としては、揚水式発電の上池となっているようですが、殆ど揚水発電は行っていないようです。
 このダムは昭和59年の長野県西部地震によりダム湖へ大量の土砂が流入し、除去作業が進められておりましたが、2006年秋にほぼ終了いたしました。

牧尾ダム 堤体正面です。左下に放流口が2箇所あります。
堤体があって、山を挟んで洪水吐があります。
(写真をクリックすると、拡大画像となります。)
牧尾ダム
牧尾ダム ダム湖の様子です。水が少ないですね。左に三尾発電所への取水塔が見えます。(小さいですが)
別の位置からダム湖の様子。水が非常に少ないです。 牧尾ダム

dam data

所在地 長野県木曽郡木曽町三岳 【地図】
河川名 木曽川水系王滝川
ダム湖名称 御岳湖(おんたけこ)
ダム形式 ロックフィル
放流設備 非常用:ラジアルゲート×4門
利水用:ハウエルバンガーバルブ×1門
用途 灌漑用水、上水道用水、工業用水、発電用
送水先発電所名 関西電力梶@三尾発電所(混合揚水式−上池)
管理者 水資源機構
着手年/竣工年 1957/1961
堤高/堤頂長/堤体積 105.0m/264.0m/2,615,000m3
総貯水容量/有効貯水容量 75,000,000m3/68,000,000m3

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