上大須ダム


 岐阜県の奥美濃に位置し、揖斐川の源流の一つでもある根尾東谷川の源流部に位置する中部電力さんのダムです。純揚水式発電の奥美濃発電所の下部貯水池としてのダムです。上部貯水池は、長良川の源流の1つである、板取川に存在する川浦ダム+川浦鞍部ダムがあります。上部の川浦ダムは、関係者以外の立ち入りを禁じており、ダムへの入口はこの上大須ダムに存在するのですが、強固なゲートで閉ざされています。是非1度はお目にかかってみたいものです。
 先に書いたように、この上大須ダムは奥美濃発電所の下部貯水池として利用されおり、地下350mの発電所に上部貯水池から375m3/sを送水して発電を行っています。
 ダムへの道筋は、大垣から国道157号線を上って行き、樽見鉄道の樽見駅付近で国道418号線におれ、直ぐに根尾方面へ折れる道がありますのでそこをさかのぼってゆけば辿り着けます。
 ダム的には、天端の立ち入りも可能(徒歩のみ)であるし、正面からも奇麗な堤体を眺めることができるのですが、不満点と言えば、やはり川浦ダムへ行くことができないことでしょう。

上大須ダム 堤体裏側の様子です。
天端は徒歩でのみ立ち入り可能。 上大須ダム
上大須ダム 左岸から、洪水吐きの導流部、変電設備を望みます。
ダム湖の様子。人もいないし、静かです。 上大須ダム
上大須ダム 堤体正面から下をを眺めます。変電設備が見えます。
奥美濃発電所経由、上部貯水池への揚水用の取水ゲートだったと思います。(確か) 上大須ダム
上大須ダム 洪水吐の入口です。
非常用洪水吐、ラジアルゲートの裏側です。 上大須ダム
上大須ダム 堤体正面です。
もう1枚堤体正面です。左側にトンネルがあり、水がでています。これは河川維持用の放流設備と思われます。 上大須ダム

dam data

所在地 岐阜県本巣市根尾上大須 【地図】
河川名 木曽川水系根尾東谷川
ダム湖名称  
ダム形式 ロックフィル
放流設備 非常用:ラジアルゲート×2門
用途 発電用
送水先発電所名 奥美濃発電所(揚水式−下池)
管理者 中部電力
着手年/竣工年 1976/1995
堤高/堤頂長/堤体積 35.6m/119.8m/44,000m3
総貯水容量/有効貯水容量 14,500,000m3/9,000,000m3

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